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2009年.7月.22日.日食について
今回の日食は、日本全国で部分日食を見ることができます。また、ごく一部の皆既日食帯と呼ばれる地域の中では、皆既日食が見られます。
部分日食は、一般的にこの皆既日食帯に近いほど、大きく欠けて見られます。例えば、九州以北であれば、大ざっぱに南に行くほど大きく欠けて見られることになります。
日食の欠ける深さを「食分」という数値で表します。食分0.1とは、太陽の直径の10%まで太陽面上に月が入り込み、太陽が欠けることを意味しています。札幌では食分が0.506と約半分ですが、東京では0.749と約4分の3まで月が入り込みます。また福岡で0.897、那覇で0.917と、それぞれ約90%まで月が入り込む深い部分日食となります。
おもな地点における、日食が始まる時刻・最大になる時刻・終わる時刻は以下の表をご覧ください。
皆既日食帯について
皆既日食や部分日食が見られる地域について、右の日食図にまとめました。図中の中心食帯(皆既日食帯)にあたる地域で、今回の皆既日食が観察できます。
日本では、口永良部島、屋久島、トカラ列島の島々、喜界島、奄美大島の一部、種子島の一部などが皆既日食帯の中に入っており、これらの地点では、皆既日食を観察することができます。また海外では、インド、ネパール、バングラデシュ、ブータン、ミャンマー、中国等の一部を皆既日食帯は通過しています。
皆既日食帯の概要につきましては、「日食各地予報」(暦計算室)で「2009/07/22皆既日食」を指定し、「中心食帯を調べる」を指定することで、見ることができます。ぜひご利用ください。
なお、種子島における皆既日食帯の北限界線と、奄美大島における南限界線については、詳細を以下のページにまとめましたので、ご参照ください。
日食を観察する方法
やってはいけないこと 太陽はたいへん強い光と熱を出しています。部分食のときには、太陽の一部は月によって隠されていますが、光や熱が強いことに変わりはありません。正しい方法で観察しないと、目を痛めたり、最悪の場合失明したりする危険性があります。
目を痛めますので絶対にやってはいけません。
肉眼で直接太陽を見ると、たとえ短い時間であっても目を痛めてしまいます。
また、下敷きやCD、フィルムの切れ端、すすをつけたガラス板、サングラスやゴーグルなどを使って太陽を見るのもいけません。見た目ではあまりまぶしく感じなくても、光の遮断が不十分なものや、目に見えない赤外線を通しやすいものがあり、気づかないうちに網膜が焼けてしまう危険性があります。
望遠鏡や双眼鏡は、太陽の光や熱を集めて強くするため、肉眼で太陽を見る以上に危険です。
安全な観察方法
(※専門のサイトで確認してください)